こんにちは、ひまねこです!
みなさん、勉強や調べもののために本を読んでいますか?
私もスキルアップのために、本を読む習慣をつけようとがんばっているところです。
努力している中によく直面するのが、「前に読んだ本の内容をすぐ忘れる問題」です。
「よーし、気合入れて勉強するぞ!」
(3日後)「あれ?前読んだ本の要点てなんだったっけ?」
(私には)よくある話です。
ということで、この記事では私と同じく「本を読んでも、全然内容が覚えられない」とお悩みのかたに向けて、『自己肯定感を上げる OUTPUT読書術(アバタロー 著)』より「知識が身につく読書術」の基本的な方法を私の解釈も加えて紹介します!
1, はじめに
まず、紹介する本書のメッセージとして、「人は自己肯定感を高め、人生を好転させることができる」を掲げています。この記事で紹介する読書術を活用すれば、着実に成果を出すことができますので、ぜひ興味を持っていただければ嬉しいです。
2,OUTPUT読書術の骨格
では、ここからが本題の読書術についての紹介です。
OUTPUT読書術は4つのステップから構成されています。
- 準備
- 読解
- 要約
- 発信
この要約と発信という能動的な内容を含むことが特徴です。
いや、それってただ単純に面倒臭いだけなのでは?
と、思った読者の方も多いと思います。その通りです。確かに、ただ読むだけで終わらせないので、時間も手間もかかります。
しかし、前に読んだ本の内容が思い出せなくて、読んでも読んでも知識が増えた実感が湧かないのであれば、試す価値のある方法です。
3、OUTPUT読書術の具体的なやり方
では、それぞれのステップでやることを詳しく解説していきます。
①準備
ここで重要なことは「読書の目的を明確」にすることです。
「この本にはどんなことが書かれているのか?」
「自分はこの本からどんな情報が欲しいのか?」
本をいきなり読み始めるのではなく、一呼吸置いて、これらのことを思い出してから本を読み始めましょう。
そして、より読書の効率をあげたい方には、目的を紙に書き出しておくことをオススメします。メモ帳に書いて、しおりのように使うのも効果的です。こうすると、本を読む前に必ず目的を頭にセットでき、簡単に読書の「準備」をすることができます。
本に書かれている情報をすべて覚えることはできません。自分に今必要な情報を集中して集めるために、この「準備」が効果的です。
②読解
準備ができたところで、本を読み進めていきましょう。すでに知っている部分、興味のない内容は読み飛ばしてよいです。自分にとって重要な内容だけを読んでください。
「読解」で重要なことは本の内容を理解すること。それから、自分の足跡を本に残すことです。
本の内容を理解するための要点は2つ。
1、事実と著者の主張を分ける
2、全体の論理構造を意識する
②-1, 事実と著者の主張を分ける
本の中に「つまり、・・・」「重要なことは、・・・」とあったら、それが
著者の伝えたい内容です。主張を見つけるヒントにしてみてください。
そして、その意見・主張を支える事実(データ、出来事、実例、体験など)と分けて整理しましょう。
著者の意見を支える事実が、自分の体験や身近な出来事ばかりであれば、「それって他の人にも当てはまるの?」と疑うことも必要です。
②-2、全体の論理構造を意識する
「事実と著者の主張を分ける」ことができれば、「全体の論理構造を意識する」ことも簡単です。
普通の本は、著者の小さい主張が集まって全体の大きな主張を作り上げます。「小さい主張」と「全体の大きな主張」のつながりを意識すれば、全体の論理構造も整理することができます。
*自分の足跡を残すためのアドバイスは以下の通り。
本の重要な箇所に足跡を残すのですが、オススメは著者にとって重要な箇所、それから自分にとって重要な箇所にしるしを残すことです。
例)
マーカーペン:著者にとって重要な箇所
付せん:自分にとって重要な箇所
③要約
ここですることは、本に残した自分の足跡をたどって、本の内容を分かりやすく、自分なりに編集することです。
②読解で内容が整理できているほど、がんばっていると簡単に進められます。
要約のポイントは以下の通り。
1、情報の抽象化
2、筋の通った「論理構造」にすること
③-1, 情報の抽象化
まずは、自分に重要な情報を抜き出して、要点をまとめましょう。本の文章は読者にその内容を伝えるため、背景、条件、例文や実用例といった重要なメッセージを補強する文もたくさんあります。
ここではそういった内容を削り、簡潔な結論やメッセージを集めましょう。
③-2, 筋の通った論理構造にすること
次に、集めた本の重要部分を編集・構造化すれば、本の要約は完了です。ポイントは、自分にとって分かりやすい内容にすることです。内容をつなげたときに、意味の分からないまとめにならないように注意しましょう。
もし余裕のある方は、この段階で本の重要情報、結論やメッセージなどに自分の意見を持つようにするとよりgoodです。つっこみを入れるでも良いと思います。ただ本を読むだけでなく、つっこみを入れながら本を読むことで、記憶への定着が高まります。
④発信
最後の内容ですが、ここまで自分なりにまとめた本の内容を発信しましょう。
友達に話しても良いですし、ブログに本の内容を書くでも良いと思います。ただし、自分しか読まない日記に書くのはダメです。
これは発信するときに、「伝える相手」を想定し、内容を編集して伝える訓練をするためです。
この発信の部分が一番面倒と感じる方が多いと思いますが、その通りです。本の内容を能動的に知識として思い出して、必要そうな内容を厳選し、相手に分かりやすいように編集するという、とても高度な作業を求められます。
ただこのアウトプットの作業を通じて、本の知識が自分のものとして頭に残るようになります。是非チャレンジしてみてください。
4, その他のアドバイス
読書は積み重ねることで、大きな成果を得ることができます。継続のために以下の点を意識してみてください。
- 完璧を目指さない
- 目標を小さく設定
- 継続を意図的に途絶えさせる→「やる気が起きない時は無理をしない」
いきなり大きなことはできません。できることから小さく始めましょう。
5、まとめ
では、最後にまとめです。
この記事では『自己肯定感を上げる OUTPUT読書術(アバタロー 著)』の内容をベースに、私なりに本からの知識習得を効率化する読書術について解説しました。
OUTPUT読書術の要点は以下の通り
- 準備
- 紙に本を読む目的を書く
- 読解
- 事実と著者の主張を分ける
- 全体の論理構造を意識する
- 要約
- 情報の抽象化
- 筋の通った「論理構造」にすること
- 発信
- まとめた内容を「誰か」に伝えましょう
以上、こちらの記事があなたのお役に立てれば嬉しいです。
私が紹介したこの記事の内容は『自己肯定感を上げる OUTPUT読書術(アバタロー 著)』のほんの一部です。こちらの本にはさらに有用な読書術に関する内容が詰まっている、とても有用な本です。気になる方はぜひチェックしてみてください。
では。
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